この人の娘でよかったなぁと実感した瞬間

まぁ多々ありますけど、最近でいうと

 

 

晩御飯を知らせに父の書斎へ向かったら

 

 

大音量でおどるポンポコリンを聴いていたことですかね。

 

 

父の書斎には合計6つのスピーカーがあり

 

多方向から立体的に音楽を体感できる仕様になっていて

 

部屋に入った瞬間、半強制的に全身でエジソンが偉い人だと痛感しました。

 

 

しかも絶妙なタイミングで「おなかがへったよぅ」と合いの手を入れてくる父。

 

 

そんなシーンを目の当りにしたら

 

あぁ、本当に、この人の娘でよかったなぁと実感しますよね。

 

 

 

といった感じで終わったGW

 

皆様は何をして過ごしましたか?

 

私はといいますと、一年に一回・地球規模の祭典への出席がありましてね。

 

もうね、これはね、逃れることができないんですよ。

 

招待状がね、郵便受け通り越して枕元まで来ちゃうからね、わりと鋭角でね。

 

いや刺さってるから、枕に。

 

 

なんなら来年の分も置いておきますぅみたいな勢いで、間髪入れずに攻めてくるからね。誕生日。

 

 

まぁ当日はありがたいことにお仕事で取材に行っていたんですが

 

当日ってもうなんかね、一種の諦念が生まれて、まぁまた一年頑張ろうってなるんだけど

 

5月に入る前くらいかな

 

謎のマリッジブルーてきな、バースデーブルーがね襲ってくるんですよ。

 

未体験のマリッジブルーを語るなって話ですけど。

 

まぁ似たようなものでしょう。

 

本当にこの人でいいのかな?みたいなノリで

 

本当にこの歳でいいのかな?ってね。なるよね。

 

でもさ、考えてみればね

 

世の中いろいろあるわけですよ(語彙力

 

そうするとね、今ここで、家族や友人と笑顔を見せあえることが

 

どれほどまでに幸せなことかっていうのがね

 

染みてくるわけです。

 

だからね、感謝なの。人生感謝。

 

それに尽きるんですよたぶん。

 

たくさんのお祝いの言葉も、両親からの祝福も

 

当たり前ではないんですよ。

 

奇跡が重なって、つながって、今があるんです。

 

だからね、逆にね、私がおめでとうって言いたい。みんなに。

 

みんなおめでとうなんですよ。

 

みんなありがとうなんですよ。

 

両親も育ててくれてありがとうなんです。

 

いや本当、この人の娘でよかったなぁって思う。

 

まぁ多々ありますけど

 

少し前、仕事終わりに母と待ち合わせをしたんです。

 

その日は母も用事があったため、待ち合わせも遅く

 

帰宅してからの食事は難しかったので

 

どこかでさくっと食べてから帰ろうって話になったんですね。

 

ラストオーダーが早まっているこの時期ですし、

 

選ぶことなく一番近くのお店に入ろうとしたんです。

 

 

すると店先で店員さんに

 

「アルコールの提供は終わっているのでご了承ください」と言われました。

 

私も母も普段からお酒は飲まないし、

 

すぐ帰るつもりだったので特に問題はなかったのですが

 

お店に入ろうとしたら、母が少し入店を渋ったんです。

 

そして小声で「アルコールないって、どうする?」と聞いてきました。

 

あれ?普段から飲まないのに何でこのタイミングで?って思いましたが

 

ダメと言われるとしたくなる

 

ないといわれると欲しくなる

 

そんな人間の心理が発動したのかなと聞き流そうとすると

 

「アルコールがないのって、ちょっと気になるかも」と追い言葉をしてきました。

 

これは聞き流してはいけないのかなと思い、母に「アルコール、ほしいの?」と尋ねました。

 

母は無言で頷く。

 

普段お酒を飲まない人が、ここまでお酒を口にしたがっているということは

 

何かあるのかもしれない。

 

もしかしたら、お酒の力を借りないと言いにくいことかもしれない。

 

夜な夜なおどるポンポコリンを大音量で聴いている父に悩んでいるのかもしれない。

 

そもそも、一緒に住んでいながら遅い時間にわざわざ待ち合わせをした時点で

 

私が気付くべきだったのか。

 

心なしか、母の表情は心細そうで

 

時折お店の入り口に視線をやっては、一点を見つめている。

 

 

あぁ、お母さん、ごめん、気付けなくて。

 

なにか不安なことでもあったのね

 

それなら仕方がない。場所を変えよう

 

 

といいかけましたが

 

 

ちょっとまってよ。と

 

 

母の視線の先

 

 

そこには、入店時に推奨されている設置型の除菌スプレー。

 

 

 

 

 

アルコールの。

 

 

いや、まさかとは思うけど

 

 

一応聞いてみた。

 

 

私「ねぇ、どうしてアルコールが必要なの?」

 

 

母「だってこの時期、除菌は大切じゃない。」

 

 

 

 

もうね、100点。

 

 

 

 

どうやら母は

 

 

「アルコールのご提供は終わっているのでご了承ください」

 

 

 

「アルコール除菌のご提供は終わっているのでご了承ください」

 

 

と受け取ったらしく

 

 

多くの飲食店が除菌や換気を徹底してくださっている中で、

 

 

除菌をしないと断言されると、少し不安だなと思ったそうです。

 

 

縁は異なもの味なもの

 

なんていいますが

 

両親がどうして結ばれたのか、なんだかちょっとだけわかった気がしました。

 

 

 

 

奇跡が重なって、つながって、今があるんです。

 

 

だからね、逆にね、私がおめでとうって言いたい。両親に。

 

 

出会えてよかったね。

 

 

 

 

 

 

おまけ。

 

 

この写真は

 

とある女性の誕生日祝いで偶然撮影されたものである。

 

相談者の女性は、この写真が撮影されてから

 

にわかには信じられない奇妙な体験をしているそうだ。

 

 

 

それではご覧いただこう。

 

問題の写真がこちら。

 

 

 

 

 

 

お分かりいただけるだろうか。

 

 

カメラに向かってほほ笑む女性

 

 

その女性の前に置かれたフルーツケーキ

 

 

 

 

そのろうそくにご注目いただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

そこにははっきりと23の数字が。

 

 

そう、彼女はこの日、23歳の誕生日を迎えたはずだった。

 

 

しかし彼女はそのろうそくを見て

 

 

生温かいものが首筋を撫でるような違和感を覚えたそうだ。

 

 

この写真に添えられていた手紙には、

 

 

われわれ番組スタッフもいまだかつて聞いたことがない不思議なことが書き綴られていた。

 

 

 

その手紙によると

 

 

なんと彼女はこの瞬間まで、自分が23歳であるという自覚が全くなかったのだ。

 

 

(以下、手紙より抜粋)

 

『このケーキがサプライズで出てきたとき、最初はあまりの嬉しさに異変には気付きませんでした。

 

 

ただ、明かりの灯ったろうそくの数字をよく見たとき、「あれ?おかしいな」って思ったんです。

 

 

ですが、まわりにいる家族はまるで当たり前のように私の23歳の誕生日を祝ってくれていて…。

 

 

こんなこと書くのは本当におかしな話なんですけど、

 

 

私、この瞬間まで自分が32歳の誕生日を迎えたと思っていたんです。

 

でも、それは違ったんです。全く。

 

 

そのとき気付いたんです。自分は普通の人と、時間の流れの感じ方が違うって。

 

 

確かによくよく考えてみたら、

 

 

32歳の私はもう結婚していて子供も2人いるっていう人生計画を小さいころから立てていたので

 

 

まさか32歳の誕生日に、まわりに気を遣わせて

 

23歳のろうそくを立てさせる独身だなんてことありえないんですよ。

 

もしそれが本当なら、それこそ奇妙な話ですものね。

 

でも、時間の体感が9年もずれているって

 

それもやっぱり普通じゃないのかなと思い…

 

番組に調査を依頼しました。』

 

 

そしてこの手紙の続きには、

 

体感年齢32歳と実年齢23歳とのギャップに日々悶々としている様子も綴られていた。

 

 

9年--この歳月にわれわれスタッフは着目し、

 

 

今後は専門家を交えて調査していく予定である。

 

 

 

 

 

-fin.-

 

 

 

ということで皆様お気遣いありがとうございます。

 

 

愛しか感じません。

 

 

 

 

 

おまけのおまけ。

 

 

 

 

玄関開けたら、愛が届きましたよ。

 

 

 

きゅん。