イタリア人にナンパされた話

あっれぇ

 

 

おかしいなぁ

 

 

前回の更新から2か月以上も経ってるyo!

 

 

ということで皆さんお元気ですか

 

 

私は頗る元気です。

 

 

むしろ荒ぶる神々です。

 

 

お出かけの際は、マスク着用による熱中症にも気をつけてくださいね☆

(とりあえず真面目なことも書いておこう)

 

 

 

 

と、完璧な導入も済んだところで…

 

 

表題について。

 

 

先日、長らくお世話になっている美容室・恵比寿のAGEE GARDENへ向かう途中のことでした。

 

 

いつものようにセミの抜け殻みたいな顔にマスクをしてアトレのエスカレーターを上っていたんです。

 

 

 

 

思い返せば…その日の私の服装といえば、

 

母のお下がりサーモンピンクのTシャツに、

 

洗濯しすぎてグレイにまで色が抜けたデニムを履いていたんですけど

 

 

もはや色味だけでいったら、焼き鮭の切り身ですよ。

 

 

切り身に手足生やした生き物が恵比寿のエスカレーターにしがみついてたわけですよね。

 

 

まぁそしたら後ろから

 

「Excuse me…?」

 

と聴こえた気がしたんです。

 

空耳かなって思いながら放置したら

 

わりと大きめな声で

 

「Excuse me!!!!!!!!」

 

と言われたので振り返ったんです。

 

 

そしたら顔の半分以上がマスクに覆われた40代後半くらいの外国人が

 

 

たぶん、困り顔でこちらを見ていました。

 

 

 

 

個人的には

せめて、せめてもう一段後ろに下りて立っていてほしかったけど

 

 

真後ろにいたんです。

 

 

「あぎゃっ!」思わずマスクのスキマから声が漏れましたが

 

 

なんか困ってそうだし道にでも迷ったのかなと眺めていると

 

 

「Can you speak English? (英語がはなせますか?)」

 

たぶん、困り顔で続けてきました。

 

「A little bit.(まぁ少しなら)」と返すと

 

 

 

外国人「(私は今とても困っています)」 (以下、会話は英語)

 

私「(どうしたのですか)」

 

外国人「(助けてほしいのです)」

 

私「(何を?)」

 

 

 

外国人「(フッ・・・君に恋をしてしまったことをさ・・・)」

 

 

 

 

 

 

 

 

私「え。」(日本語)

 

 

それからというもの

 

突然、水を得た魚のようにマシンガントークをしてきました。

 

同じ魚類なだけに切り身の私にシンパシーを覚えたのでしょう。

 

 

彼の話を要約すると

 

 

そのおじ様はイタリアから来たカメラマン(自称)で、

 

彼は仕事の打ち合わせに向かう途中だったそう。

 

乗り換えで、恵比寿を使った時に私を見つけ

 

埼京線のホームに向かわず、私の後をつけて改札を出てきてしまい

 

すでに私に恋をして、胸が苦しくてたまらないようで

 

打ち合わせに行かないといけないからとりあえず連絡先を知りたい。とのこと。

 

 

 

完全に人生の道に迷ってるよ・・・あなた・・・。

 

 

だって…

 

 

 

 

切り身だよ?

 

 

 

 

 

 

磯臭い切り身なんだよ?…私。

 

それに、私もマスクしてたしお互い顔はほとんど見えてないからね?

 

勧誘で声をかけたなら、生憎、壺を買う余裕はないし

 

本当に恋をしたなら、相手、魚だよ?

 

 

本気にせよ冗談にせよとりあえず不要不急では無さそうだったので

 

むりぽよ~と逃げようとしたら、わりとSDGMで

 

あ、ソーシャルディスタンスガン無視で

 

速足で歩く私と並行して、とめどなくしゃべり倒してきました。

 

 

 

イタリア人「(なんで?なんで?僕と付き合ったら、損はないよ?得しかないよ?)」

 

 

あ~これは厄介なやつだぁ…。

 

 

こんなことになるなら、返事しなければよかったなぁ…。

 

 

ってかあなたにこうしてエネルギー使ってる時点で損してるんだよこっちは…。

 

 

と、ダークサイド松原が顔を出し始めました。

 

 

恵比寿の長い長い動く歩道をゆく間

 

 

金魚の〇〇のように張り付いて離れません。

 

 

申し訳ないけど、

 

 

本当に申し訳ないけど

 

 

年齢も結構違うからね?(歳の差カップルを否定してはいません)

 

 

なんなら、お腹まわりが私の4倍ぐらいあるからね?(ぽっちゃりさんを否定してはいません)

 

 

そちらが見た目で私を選んだのなら、私も見た目で言わせていただこう!

 

 

タイプじゃない!!!!

 

 

 

と、心の中だけで未成年の主張のように叫んでいると

 

 

イタリア人「(もしかして、恋人がいるんですか?)」

 

 

よっしゃぁぁぁぁきたぁぁぁぁぁ!!!!!!!!

 

 

その手がありましたか

 

 

はいはい

 

 

恋人がいるって言っちゃえばいいんじゃん!!

 

 

 

私「(いる!!そう、いるのよ!!!!恋人がっ!)」わりとくい気味で。

 

 

するとイタリア人のおじ様は突然ため息をつき

 

 

 

やっと、諦めました

 

 

 

と見せかけた

 

 

次の瞬間!!

 

 

 

おもむろに着けていたマスクを外して

 

 

真顔で

 

 

 

ほんと、真顔で

 

 

 

イタリア人「(その恋人は、僕より素敵なの?)」

 

 

 

と聞いてきました。

 

 

 

 

 

・・・ちょっとまて。

 

 

至近距離で見ず知らずの人に突然マスクを外された衝撃よりも

 

 

 

顔の半分以上を覆っていたマスクの下に、顔の半分以上の面積のお髭ジャングルが隠れていたことの衝撃ね。

 

 

 

秘境かなってレベルでもっさもさ。

 

 

むしろこれがきれいに収まっていたマスクの優秀さに脱帽ですよ。

 

 

 

そしてなぜ

 

 

マスクを外せば、イケると思ったのか?

 

 

彼は、彼の髭を過信している。

 

 

 

たしかに日本ではOfficial髭男dismが流行ってはいるけれども

 

 

言わせてもらえば、グッバイ、あなたは私の運命の人じゃないからね。

 

 

 

私「(そう!彼はサイコーにクールなの!)」

 

 

イタリア人「(彼がいても、僕はいいんだよ?)」

 

 

私「(だめ!私は急いでいるから、もう行かないと)」

 

 

それでも彼は何か言いかけましたが

 

私は背を向け、小走りで逃げました。

 

 

振り切れたかとおそるおそる後ろを向いた瞬間

 

 

遠くから、私に向かって

 

 

「そういうのを、食わず嫌いって言います~~~!」

 

 

と、思いっきり日本語で叫んできました。

 

 

 

 

 

 

日本語しゃべれるじゃん!!!!!!

 

 

しかも謎にドヤってるし!!!

 

 

な、なんかぁ

 

腹立つぅぅぅっぅ!!

 

 

 

周囲の視線を背に、恥ずかしさと悔しさがこみ上げます。

 

 

 

慣れない英語だと、私の判断能力も低下すると思ったのでしょうか…。

 

 

 

 

そんなこんなで

 

 

とりあえず事なきを得ましたが

 

 

今思い返すと、自分の行動への反省点もあります。

 

 

完全無視をしたら相手が怒りだすかもしれないし

相手にしたらそれはそれで大変だし

こういう時どうしたらいいのかを考えるきっかけになりました。

 

 

そういう意味では彼の言葉

 

 

「僕と付き合ったら、損はないよ?」というのもあながち間違ってはいないかもしれません。

 

 

 

 

 

なので最後にひとこと言わせていただきたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり全然、タイプじゃない!!!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

~Fin~

 

 

 

ついしん。

 

 

 

告知です!

 

7月31日(金曜日)12:00~

 

FMヨコハマ「CATCH OF SUMMER」のDJをします!

 

 

https://www.fmyokohama.co.jp/pc/topics/7121

 

 

久しぶりの生放送なので緊張していますが

 

 

ぜひお付き合いください!

 

メッセージもお待ちしています。

 

catch@fmyokohama.jp

※木曜日の放送終了後~受け付けます!!

 

 

皆様からのメッセージ心から

 

 

本当に

 

 

心からお持ちしていますよ♪

 

 

 

では、ばいちゃちゃちゃ☆

 

 

omake