芸術の夏

夏の訪れを謳歌するような蝉時雨の季節です。皆様いかがお過ごしですか。

4月からずっと放送を待ち望んでいた『HERO』も、早いもので2話の放送を終えました。
見てくださった皆様、本当にありがとうございます。
放送はまだ2話ですが、実は撮影の方はもう最終話付近で、終わりが見えてきました。
このところ、「あぁ、いよいよ終わるんだなぁ」と実感するようなシーンの撮影が続いていて、
少しさみしい気持ちです。
今は残された撮影日数を噛み締めるように現場に臨んでいます。
先日もふと、よくよく考えてみれば、この方たちのお芝居をこんなに傍で見られるなんて
とても贅沢なことなのだなぁとスタジオのセットで感じました。
残された日々は、諸先輩方のお芝居をこれまで以上に見て、感じていきたいと思います。

7月は撮影やプロモーションで忙しくしながらも、プライベートもとても充実していました。
相変わらず自炊も続いておりますし、いくつかの芝居や映画も観に行くことが出来ました。
夏バテしやすい私ですが、人と会ったり、芸術に触れたりと、
インプットできているおかげで元気に過ごしています。

舞台は、今年に入ってよくバラエティ番組でお世話になっていたウエンツ瑛士さんご出演のミュージカル
『天才執事ジーヴス』を観に日生劇場へ行ってきました。
ウエンツさんはほとんど出ずっぱりで台詞をしゃべり続け、何曲もナンバーを歌っているのにとても軽やかで
どこか頼りなくて善良な愛すべきお坊ちゃまがウエンツさんにぴったりでした。
歌がのびやかでずっと聞いていたくなりました。終始笑える、楽しいコメディでした。

そして先日は八嶋智人さんご出演の舞台『抜け目のない未亡人』を観に新国立劇場に行ってきました。
これもコメディで楽しい舞台でしたが、八嶋さんはストーリーテラーの役でずーっと舞台に出ていらっしゃって
体も動かすし声も張るし、最後は歌うし、それはもうパワフルで。
この舞台のお稽古が始まったのはHEROの撮影の最中でしたが、八嶋さんは朝6時くらいからHEROを撮影して
お昼から夜まで舞台稽古へ行き、また夜にHEROの現場に戻ってきて撮影をして夜中に終わる、という生活を
稽古期間中も、公演が始まってもずっと続けていらして、それを傍で見ていたものですから
私は舞台の内容以外に八嶋さんのその姿に感動してしまいました。
ドラマの現場でも一切疲れを見せることなく明るくムードメーカーで居てくださる八嶋さん。
こっちの舞台はこんなにハードだったのかと思うと八嶋さんのタフさに頭が上がりませんでした。
お芝居だけでなくお人柄も、本当に尊敬する先輩です。
公演後も笑顔で出迎えてくださいました。

そして映画は『her/世界でひとつの彼女』を見てきました。
舞台は近未来のロサンゼルス。妻キャサリン(ルーニー・マーラ)に別れを告げられるも想いを断ち切れずにいた
セオドア(ホアキン・フェニックス)が、人工知能型 OS の“サマンサ”(スカーレット・ヨハンソン)に出会い、恋に落ちるという物語です。
サマンサは実体をもたず、コンピューターや携帯電話から発せられる声でしかないのですが、きちんと知能があり、
人格もあり、映画を観ていると人が恋に落ちるのに肉体などいらないのではないかと思ってしまうほど
スカーレット・ヨハンソンの声が魅力的でした。
人間の体というのは、私たち人間の魂を入れておくためだけの器でしかないのかもしれない。
魂と魂で結びつくことができるのならば、目に見える形でなくても、それは通い合っていると言えるのではないか。
等と、実存主義者の私が真剣に考え込んでしまうほど、SF、ファンタジーのようで、切なくて骨太な人間ドラマでした。
見られて本当に良かったと心から思う映画でした。

今月はセーラー戦士もよく集まりました。
こまっちゃんのお誕生日会をサプライズで企画したら…台風が続いた週だったからだと思いますが
まさかのお仕事のスケジュールが変わり、来られない人が。
まさかの主賓のこまっちゃんが来られなくなり。(笑)
予定通り来られた面々でご飯を食べました。
結局楽しくて食べすぎて話しすぎました。



そして…リベンジ!
こまっちゃんのお誕生日当日に5人全員揃いました。
みゅうがお誕生日の飾りを作ってきてくれて、お店も一気にお誕生日の雰囲気に。
楽しいお誕生日会でした。この日もやっぱり食べ過ぎました。

これだけお誕生日会をしているので5人とも着実に歳は重ねているのですが、
なんせ全員変わらないので出会って11年目という感じが全くしません。
里香が26になる年ということに、またこの日も驚いてしまいました。
里香だけはなんだか末っ子でいつまでも20歳くらいのイメージ…と私が言ったら
みゅうと沢井さんが「というかいつまでも中学生のイメージで止まってる!」と言ったのが
本当にその通りで笑えました。みんなあの時のまま、ずっと素敵なままで嬉しいです。
これからも5人でずっといられますように…。
さて、来月は私だなぁ。誰が企画してくれるのかなぁ。(自分で言うな)

今日はいろんな仲間たちを載せる投稿になってしまいました。
ラストに懐かしいこのお方。
間宮兄弟で私が演じさせて頂いた夕美の彼氏「玉木」役のスタイリスト鉄平です。

間宮兄弟の劇中の喫茶店のシーン風に並んでみたけど…うーん。もうやっぱり二人とも大人ですね。(笑)

それもそのはず、鉄平とももう9年。長いです。
出会った時にお互いにペーペー(笑)で、お仕事も全然軌道に乗っていなくて、
ある意味同じ時期に苦しんで成長した仲間のような感じです。
友人たちと集まりながら、当時の思い出話に花が咲きました。
鉄平もいつの間にか売れっ子スタイリストになり、結婚もして、感慨深いです。
私も友人たちに負けずに頑張らないとなぁ、とパワーをもらった日でした。

今日は私的な内容づくしですみません。
ついでにKEIKO’S キッチン(結局この呼び方気に入ってる)いきますか。

麻婆茄子。
甜麺醤と豆板醤を使って。

にくじゃが。
これは普通ですね。

白和え。
みをつくし料理帖の劇中で三つ葉の白和えを作ったのですが、それがとても美味しかったので
シメジと人参とほうれん草に置き換えて作ってみました。美味でした。

ぶりの照り焼き。
見た目地味ですが美味しくできました。

私服と共に、なぜかお料理写真もよくリクエスト頂くので、また何か作ったら載せますね。

今月も残り僅か…。
暑さに負けず走り続けます。