最近変わったもの、変わらないもの、変えたもの、変われないもの

気付けば遥か昔に夏至も過ぎ去り

 

 

ふと立ち止まって空を見上げている間に

 

 

世界が一周巡ってしまったのではないかと思うほど行方知らずの焦燥感

 

 

私にとっては年中師走

 

 

そんな中、皆さんいかがお過ごしですか?

 

 

マスク生活が長くなりましたが、お変わりないでしょうか。

 

 

まぁ私は変わりに変わって新種の生命体になりつつありますが

 

 

変わらないものを大切にしていこうという精神だけは変わらず持ち続けたいと思っています。

 

 

仕事の面でも大きく変わったここ一年。

 

 

いやここが踏ん張り時だと言い聞かせていたら、足がめり込んで抜けません。

 

 

ぬか漬け状態。

 

 

あ、ぬか漬けといえば、母がぬか床を買ってきました。わりと突然。

 

 

冷蔵庫開けたら、「やぁこんにちは」と言わんばかりのしたり顔で鎮座している彼。

 

にんじんやらきゅうりやらカブやらセロリやら

 

無秩序に飲み込んでいく様子は

 

まるで令和のプレイボーイですよ。

 

彼の胸に飛び込んだ野菜はすべて、身体の髄まで彼色に染められて

 

もうくったりしてます。

 

乙女の祈りは届かず

 

よく漬かってるわ~と、もしゃもしゃ食べているのが私の母です。

 

今月も元気でなにより。

 

 

 

最近ね

 

 

街を歩いていると、ふとした瞬間に

 

 

「あれ、なんでみんなマスクしてるんだろう」

 

 

とか思うことがあるんですよ。

 

 

アダムとイヴが禁断の果実を口にし、恥を知り体を隠したように

 

我々人間も禁忌の扉を開き、言葉の罪深さを知り口元を隠しているかのようだ。

 

みたいな中二病もね、発動するよね。余念なく。

 

 

そのくせマスクをつけ忘れると、服を着てないみたいな恥ずかしさともどかしさがあるんですよね。

 

 

なにより、マスクを外すタイミングが友人とズレたときの疎外感は半端ない。

 

 

みんなで一緒に温泉行って、脱衣所で自分は全裸になったのにまだ友人は全然脱いでない

 

みたいな、あの感覚。

 

「あれ?あ、まだ、そんな感じ?

 

オッケー、私先入ってるわ」って言いながら、お尻を向けるときの緊張感。

 

 

背中に刺さる視線、お願いどうかこっちを見ないでと七夕ばりに願う。

 

いや後ろはね、ノーマークだから、普段。

 

んで、こういう時タオルで後ろ隠してる人いないから。

 

そう思うと、普段から前じゃなくて後ろを鍛えるべきなんだよなぁ

 

とか湯船でちゃぽちゃぽしながら思うけど

 

3日くらい経つとぽっかり忘れちゃうんですよね。

 

 

 

あと、時折襲ってくるのがゲシュタルト崩壊。

 

 

個人の顔が全く目に入ってこなくなる時があって

 

 

マスクが歩いているように見えちゃうんですよ、もう。

 

 

MASK MONSTER

 

 

と名付けてます、私の中で。

 

 

新しく始まったお仕事などで4月は初めましての方も多かったのですが

 

 

ずっとマスク姿しか見ていなかったので、マスクを外したお顔を拝見したとき、

 

 

一瞬「どなた?」ってなってしまいます。

 

 

私は一応大人だから、まだ理解できる余裕があるけど

 

一年生になったばかりの甥っ子は、

 

友達の顔をしっかり知ることができているのか心配になったりもする。

 

でもなんだかとても楽しそうにしているので、おばさんは嬉しいです。

 

この間も可愛い可愛いってほっぺをむぎゅむぎゅしてたんだけど

 

え、これなに肌なの?ってぐらいきめ細かくて、ふわふわで、シミ一つなくて

 

つまんでる自分の指との違いに気づいてしまい

 

突如として謎の手汗をかきました。

 

まぁそんなこんなで基礎化粧品を変えてみたりもしました。

 

 

これから気温も上がり、紫外線も強くなるのでしっかりとケアしないといけませんよね。

 

 

最近サウナが流行っていますが、口元は万年サウナだからね。携帯サウナ。

 

 

私は肌が弱いので特定のマスクしかつけられず、

 

快適!爽快!のような謳い文句がおどるマスクは軒並みNGなんですね。

 

肌に接する部分がシルクや綿じゃないと正体不明な赤みが発症してしまうのですが、

 

夏場はもうねそれをつけると溶けるよね、メイク。

 

ということで、新しいマスクを購入した時のお話を最後に一つ。

 

 

少し前のまだ肌寒いころのお話。

 

丸顔おでこのえりかちゃんは、近所へお買い物に行きました。

 

お肌に合う、新しいマスクが欲しいと思ったからです。

 

お店に入ると、そこにはかわいらしいマスクが沢山!

 

ですがえりかちゃんはすべてのマスクがつけられるわけではありません。

 

なので店員さんに素材をききながら、自分がつけたいものを選ぶことにしました。

 

そうしてえりかちゃんは、自分の肌でもつけられる、

 

かわいらしいレースが施されたマスクを買うことにしました。

 

レジへ持っていくと、店員さんが笑顔で言いました。

 

「このマスクは、若見えなんですよ」

 

えりかちゃんは喜びました。

 

どうやらレースの部分が若見えポイントなんだそう。

 

えりかちゃんは嬉しくなって、家に帰ってさっそくマスクの袋を開封しました。

 

若見え効果のレースをまじまじと見つめながら、ふふふ。と幸せな気持ちになりました。

 

これで何歳若く見えるかな?

 

私を見て、友達はどんな反応をするかな?とみんなの表情を想像したりもしました。

 

 

 

にこにこしながらレースを眺めていましたが、えりかちゃんは突如として既視感に襲われます。

 

 

背中を走る脂汗

 

 

はるか昔から知っているかのようなこの感覚…。

 

 

妙に頭は冴えている。

 

 

 

 

そうして一言。

 

 

 

あ、これ わかみえ じゃなくて

 

アマビエ だわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶんこういうところは100年経っても変われないんだと思います。

 

 

 

 

では。素敵な夏をお迎えください。

 

 

おまけ。

 

ちゃんちゃんちゃ~~~~~~~~nnnn.

 

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