さてさて年の瀬
12月31日、2019年最後の更新です。
皆様お元気ですか。
まぁ今年もあと数時間だし、振り返ってもいいかなとかって思ってたんですけど
えっと、大掃除終わりました?
はいはい、松原家はもう28日あたりから3日間ぐらいかけて行ったわけですが
なんせ実家は皇居3つ分ぐらいの敷地面積なので。
一年間1度も足を踏み入れなかった塔とかあるからね
軽くプリンセス軟禁されてる恐れあるからね。
あれ、知らない間に知らないおじさんが庭でキャンプしてることとかあったからね。(これは実話
それでね、毎年私が怯えていることは何かというとね
まぁ大掃除って普段はなかなか届かない部分まで
根こそぎ除菌殺菌滅菌、菌撲滅キャンペーンするじゃないですか
そのとき不可避な埃シャワー浴びるとか本当にもう勘弁してほしいんですけど
許されるなら毎日大掃除していたいお年頃なんですけど
それ以上に何が怖いって
ナニカが出てくるのが怖いんです、ほんと。
バキュームで全身の水分全部かっさらわれたみたいにミイラ化した、黒い物体
数か月前はおそらく生きていたんだろうなと、それだけがかろうじて確認できるフォルムの、物体
まさにこれを魂の抜け殻というんだろうなぁ…と、体育座りでまじまじと見入っている余裕はない。
ぬるま湯をかけたら99%以上の高確率で再び息を吹き返し跳ねまわると言わんばかりのハイクォリティミイラ。完璧なミイラ。上質なミイラ。国宝級のミイラ。
ぽかんとひらかれた私の口からいつなんどき生ぬるい唾液がたれ落ちて、蘇るかもしれない
そう思うと背中の毛穴が全開
そこから翼が生えて、あら便利、天井の掃除もラックラク♪ってぐらい飛べます
色んな意味で。
なかでも一番怖い瞬間が、エアコンの内部を開ける時
未踏の地へ足を踏み入れる考古学者の気持ちです。
慎重に、慎重に、ナニカが飛び出してこないようにゆっくり取り外そうとダストボックスに手をかける
かすかに震える手が、力加減という単語をど忘れしているのか
力が弱くてなかなか外れない
これ以上力を入れたら、勢い余ってダストとナニカが飛び出してくるんじゃないかと思うと
ますます震えとよだれが止まらない
この場合、ナニカの安否は問われていない
どちらにしてもナニカを見つけた瞬間、私はメデューサに睨まれた非力な民と化すからだ
うわぁ~うわぁ~いたらどうしよう
助けてぇ助けてぇ
そんなふうに13分間、己の力加減と恐怖が命がけの綱引きをしながら
ついに、我、カタンっと外れる音を聞く。
は、はずれたぁ……
しかし、安心するのはまだ早い
このダストボックスには、ダスト以上のダストが
スターダストが潜んでいるかもしれないのだから。
ピギャァピギャァとわめきながら、恐る恐るダストボックスを覗く
と
いない
スターダストは、いない!!
ダストしか、ない!!!
はぁやっぱり普段の行いがよいとこうなるんだよなぁって
思えば2019年頑張ったもん
新しい仕事も、ずっとお世話になってきた仕事も
感謝の気持ちを込めて、一生懸命向き合ってきた。
30歳の節目を迎えて、考え方というか、心意気を変えようと
力を抜く大切さも知った
何事も、緩急とタイミングが大事
アクションを恐れず
変化を受け入れる
両手がふさがっていたら、掴みたいものもつかめない
手放す勇気と、手を伸ばす行動力を知ったよ。
なんか、2020年が最高の年になる予感がした。
ダストなんて怖くない
掃除機でちょいちょいって吸い込んで
クリーンな風をまた来年も浴びることができるよ。
いやぁ、そんなこんなで私の大掃除は終わったわけです。
3日間かけて行われた松原邸の大掃除
クッタクタに疲れた身体を癒すのはもちろん良質な睡眠
するっと滑り込んだベッドマットもシーツも掛け布団も枕も太陽の力を借りてフカフカ~いい匂い♪
やっぱり外に干した布団は温かみが違うよなぁ…としみじみ
ほかほか布団に包まれる感覚は、母に抱きしめられる感覚に似ている
ほら、まぶたもだんだん重くなってくる
そろそろ眠ろうかとサイドテーブルでやんわり灯るスタンドに手を伸ばす、寝返りを打ったその瞬間
素早く私の布団から小さな点が飛び出した
それはもう目にも止まらぬ速さで
稲妻のように私の思考を飛び越えて
サイドテーブルに飛び乗ると、私をじっと見つめている
8つの瞳で
何かが
ナニカが
私を
見つめている
私はそれを
見つめ返す
生まれて初めて、夜中の2時18分に、叫びました。
では皆様、よいお年を。
追伸
年明け、
嬉しいご報告ができると思いますので
引き続きインスタグラム等のチェックお願いいたします♪
ではでは
すたーだすとぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお
おまけ。