わたしのとなりには、だいたいお父さんがパジャマでいる。

「ねぇ、トトロっているのかなぁ?」

娘の突然の質問に、思わずプレイ中のツムツムの指を止める母。

彼女の脳内では緊急会議が開かれている模様。

ここで「いない」と言ったら、夢を持てない子供になってしまうかもしれない。

しかし「いる」と言ったら、現実を知らない大人になってしまうかもしれない。

そもそも宮崎先生の世界観に、一般人である私が是非を下してよいのだろうか。

いや、当時のキャチコピーでは、まだ日本にいるって言ってたような気がするな。

いるのか?そしたらまだいるのか?

ツムツムのタブを瞬時に閉じて、

「トトロ wiki」で検索。

制作時期は1987年、時代設定は昭和30年代前半らしい。

1987年当時の「まだ」は、果たして現代まで有効なのだろうか。

ってかタイトル「となり」ってなってるけど、となりって、どこ。

どこに対する、となり?

え、私?

違うか。

よし、こういう時は

「なんでそんなこと聞くの?」

秘技・質問返し!

すると娘は、口をきゅっとむすんで

「ん~?じゃぁいいや」と去っていった。

「よしっ」母は小さくガッツポーズをした。

そうしてふと我に返る。

「現実を知らない大人になってしまうかもしれない」

そう思ったけど、あの子、もう32歳だわ…。

というやり取りがされているとか、いないとか

松原家のみんなは、今日も元気です。

皆さんはいかがお過ごしですか?

あっという間に11月になり、東京もだいぶ寒さが本格化してきました。

少しずつですが、日常を取り戻せている方もいらっしゃることでしょう。

一方で、まだまだご苦労が多い方もいらっしゃると思います。

私も様々な面で我慢の日々が続いていますが、そんな中でも小さな幸せを見つけながら健康に過ごしております。

さて、冒頭のトトロの話ですが、

兄がずっと小さいころ、広島にある母の実家でそのようなものを見たことがあるそうです。

母の実家はもともと料亭だった場所を改装したので

一般的な民家とは仕様がだいぶ違っていました。

客間や居間、台所など部屋がすべて独立していたので

毎回靴を履いて移動しなければならず、正直かなり不便でした。

古い家だったので、お手洗いももちろん水洗ではなく、お風呂も薪で沸かし、廊下は歩くとミシミシきしみました。

毎夏遊びに行くたびに、一人で暮らす祖母には負担が大きいだろうなと思っていました。

そんな祖母の家には長い縁側があり、

兄たちは幼いころ、よくその下にもぐって遊んでいたそうです。

当時私は生まれたばかりだったので一緒に遊んではいませんでしたが、

長男と次男はやんちゃで、家中を冒険していました。

ですがあるときから、ぴたりと長男が縁側の下で遊ばなくなったそうです。

その場所に入ると服も汚れるしほこりっぽいので、母としては良かったのですが、その理由が少し気になりました。

帰京のタイミングで、母がふと長男に尋ねてみると、「ここにトトロがいたんだ。白いやつ」と教えてくれたそうです。

それが本当にトトロだったのか、似た何かだったのか、猫だったのかはわかりませんが、それを聞いた祖母は「あぁ、そうなんだねぇ」と驚く様子もなく優しく笑っていたそうです。

トトロだったらまた会いたいと遊びに行きそうなものですが、長男は「もう会えないから」と言ったきりそれ以上話すこともなかったそうです。

数年たったある夏、再び祖母の家に行った時のことです。

私が中庭で遊んでいると、次男がひょっこりあらわれ、私を見つめていました。私は枝で土に絵を描くことに夢中でしたが、その視線は少し気になりました。

結局何を言うわけでもなく、気が付くと次男はその場からいなくなっていました。

帰る日の朝、祖母の家を出るタイミングで次男が突然縁側に駆け寄り、その下をのぞき始めました。

何かいるのかと私も一緒にのぞきましたが、ただ暗いばっかりで何にもありません。

すると次男がボソッと「あ~あ。えりかが来たから逃げちゃった」とこぼしました。

その後、何がいたのかしつこく聞きましたが結局次男は教えてくれませんでした。

後になって母にこの話をしたら、長男がみたというトトロの話を教えてくれました。

私も見たいと駄々をこねましたが、すでに東京に帰っていたので願い叶わず…。

唇を尖らせている私に、「きっと今度はえりかの番だね」と母は優しく言いました。

ですが翌夏も、その翌夏も私がトトロらしきものに出会うことはなく、だんだんと記憶から遠ざかっていました。

数年前に祖母も亡くなり、もうあの家に行くこともありませんが、先日不思議な出来事があったのです。

それは自分の部屋の掃除をしていた時のこと。

ころん。と、どこからともなく一つのどんぐりが部屋に転がってきました。

拾ってみると見たこともないほど鮮やかな色をしていて、まだ若いようです。

けれど私にはこのどんぐりに心当たりが全くなく、しばらくぼんやりと眺めていましたが、ふと祖母の家でのことを思い出しました。

「トトロだ。トトロがついに私に会いに来てくれたのだ」と。

二十数年前の願いが、まさか東京で叶うなんて。

私はそのどんぐりを握りしめ、ベッドの下やクローゼットの中を見わたしました。

胸の高鳴りを抑えきれず、興奮ともどかしさで思わず部屋を飛び出しました。

そうしてリビングにいた母に、すかさず尋ねたのです。

「ねぇ、トトロっているのかなぁ?」

母はスマホの手を止め、数秒空を見つめると、またスマホに目を落としました。

「なんでそんなこと聞くの?」

母は私を見ようとせず、スマホの画面を見つめています。

その時ふと、当時の兄たちがトトロについて詳しく話そうとしなかったことを思い出しました。もしかしたら、このことは親に話しちゃいけないのかもしれない。

私は深く追求されるのを恐れ、冷静を装いながら「ん~?じゃぁいいや」とすぐさま母に背を向けました。

部屋に戻って静かに鍵をかけると、どこかに隠れているであろうトトロに向かって

小声で「大丈夫ですよ~」と言いました。

が、いっこうにトトロの気配はありません。

耳を極限まですまし、カントリーロードがフルコーラス流れるほどの時間をじっと待ちました。

すると、クローゼットの扉が数センチ開いていることに気が付きました。

私の性格上、きちんと閉めずにおくことはありません。

『…ここか。』

完全にもう、犯人が逃げ出した人質を見つけたときのそれですが、忍び足で近づきました。

恐る恐る覗き込むと、そこには

ミィ。

ミィがはさまってる。

なんならこっちにガンつけてるぽい。

ベットサイドにいたミィを、私が掃除のときに落としたぽい。

あ、待って。

このどんぐりかと思ってたやつ、どんぐりじゃないぽい。

ミィの髪の毛ぽい。

落ちた衝撃で折れたぽい。

トトロじゃないぽい。

え。

いや前にもあったなこんなこと。

そういえば

思い返せば数年前も、このミィの髪の毛拾って謎解きしてたわ。

なんならそのとき使った接着剤、まだあるわ。

ほんと、人間学ばないと、だめですね。

まぁでも今回のことで懐古の情とやらをね、味わえたわけで。

懐かしむ思い出があることに感謝したいですよね。

ミィの折れた髪の毛にノスタルジーを覚える、そんな人生も素敵ですよね。

ついに私はトトロに会うことなく大人になってしまったけれど、兄たちが出会った白い「それ」はなんだったのでしょう。

そして何故私には見えなかったのか。

いまだに心残りです。

いやでも「大丈夫ですよ~」っていう独り言、本当、大丈夫じゃなかったなぁ。

あ、ミィの髪の毛は、無事接着剤でくっつけました。

この顔である。

そんなこんなでいろいろあるけれど、私は元気です。

※このブログはジブリへの愛をこめて書かれたものです。

追伸。

11月からstand.fmというラジオアプリで

新番組「松原江里佳のちょっとお時間よろしいですか?」

毎週月・木あさ8時~配信中です。

アプリがあればいつでも何度でも聞くことができます。

レター機能でメッセージ、コメントをお待ちしております♪

ではでは今日は特に長くなりましたが…このへんで。

おまけの写真です。

オタ活中の一枚。カフェラテには推しのカラープリントがされています。

が、諸事情によりここでは自粛…。

では♡

秋の夜長に

暑い日と肌寒い日を繰り返しながら

季節の移ろいに身を委ねて過ごしております

皆様いかがお過ごしですか?

ノースリーブ星人はさすがにもう……といいながらも

カーディガンを駆使して凌いでおります

もう少しこの地球にとどまりたいので。                                 (地球と書いて「ほし」と読むタイプのあれです)

スマートフォンやパソコンを開くとたびたび出てくるアップデートの案内

「忘れ物はない?」と修学旅行の朝

                  

鬼のように確認してくる母親ばりにエンドレスで通知してくるので

いいかげんアップデートしちゃうんですけど

まぁそれも一回は焦らしてみるんですが

告白されてもすぐには付き合わない

みたいなイメージで

でもまぁ結局押しに負けて付き合っちゃう

みたいなイメージで

このブログを書く前にもなんのこっちゃわからない通知が来て

アップデートしたら

非常に今

困っています

このブログのフォーマットがすこぶる変わっていて

もはや、他人

長期休暇明けに「あれ?顔変わった?」

みたいになってる

ので、いつもとちょっと違うかもですが、そこのところよろしくお願いいたします。

遅れてくるもので恐怖の代表格といえば

筋肉痛とクレジットカードの請求書ですが

先日目覚めたら謎の筋肉痛が私の腰と肩を襲いまして

ベッドの上でしばらく考えていたのですが

まったくもって心当たりがなさ過ぎて 

   

冤罪かなって思いました。

まぁそんなこんなで毎日を過ごしているわけですが

この間インスタライブを生まれて初めてやりました

平日の昼間、突然。

にもかかわらずご参加くださった皆様ありがとうございます。

いままでずっとやりたかったのですが、

やり方がわからず醜態を晒すことになりそうだったので

マネージャーさんが見守る楽屋でぬるっと試運転してみました。

次からは一人でもできるかな?と高を括っているんですが

どうやったら盛れるんですか?あれ

フィルターの使い方がわからなくて軽く配信事故並みに映像が乱れたんですよ

結果見事に醜態晒したわけですけど。

結局ノンフィルターで行いましたが

え。他の皆さんってノンフィルターなんですか?

それであんなにかわいいんですか?怖いんですけど、逆に。

しかもアーカイブの残し方わからなくて3回にわけてIGTVで投稿したという手作り感。

次回の配信がいまから楽しみです。

話は変わって、皆さんはいつも飲んでいる飲み物はありますか?

私は18種類の野草をブレンドした健康茶を愛飲しており

飲みやすいし、香ばし甘い風味が美味しいし、茶葉の出もいいし、カフェインレスだし

一年通して飲んでるんです。

ただ、お徳用を買っているためティーバッグに自分で詰めているので

文字のごとく詰めが甘いと中の野草が出てくることがあります。

まぁでも食べても害はないしと、

コップに野草が浮かんでいても気にせず飲んでいました。

野草の中には葉っぱっぽくないハトムギの実?のような黒くて固い球状のものもあって

それが口の中に入るとさすがに飲み込めませんが

わざわざコップに浮かんでいるものを取り出したりはせず、口に入ったときだけ口から出していました。

そしてほかの野草の多くは飲み込んでいました。

だからその日も、何のこともなくコップのお茶を飲んで

あぁ今日もハトムギ浮かんでるなあ、なんて思いながら口にしたんですけど

飲んだ瞬間、感じたこともない痛みが舌の先を走りました

思わず口の中の異物を手の上に吐き出すと、それがピョンと跳ねてどこかへ逃げていきました。

何事。

ぴょこたん床を跳ねているハトムギをよくよく見ると

それは蜘蛛でした。

みなさん、事件です。

前回のブログに引き続き、虫ネタが多くないかと言われようが仕方ありません。   

    

この地球には虫か、虫以外しかいないのですから。(地球と書いて「ほし」とよry)

まぁ被告人としては、コップの淵の滑りやすさを訴えつつ

過失を主張するかとは思います。

なんなら突然吸引されたことによる精神的・身体的苦痛を訴えてくるかもしれませんがね。

しかし、痛い。

味わったことのない、舌が痺れるような痛み。

おそらくこの痛みは、蜘蛛の細かな体毛が舌に刺さった感じ。噛まれてはいない、はず。

床をぴょんぴょこ跳んでゆく確信犯を横目に

洗面台の鏡へと駆け寄る

あれま。舌先が赤く腫れとる。血は出ていない。けどチクチクジンジンする。

いや純粋に、蜘蛛すごい。

食べられないように向こうも必死だったんだなぁと思わず感心。

とりあえず口の中を水でゆすいでみたものの

痺れは消えない

口の中ってどうやったら消毒できるんだろう。

マキ〇ンはさすがにダメな気がする

「ちょいとそこのお母さん、かくかくしかじか」                    

と目撃者に詳細を説明。

「あ、じゃぁこれで消毒すれば?」

と差し出されたのが赤ワイン。

なるほどこれもアルコールか!と納得し、贅沢にも赤ワインでうがいをしてみました。

真っ白い洗面台に吐き出された、真っ赤な液体。

もうね、事件です。

蜘蛛の話とかどうでもよくなるくらいのヴィジュアルの強さ。

もしこれがドラマのワンシーンなら、ここでチャンネルまわしてきちゃった人びっくりするパターンね。

いやはや私は健康そのものですよ。

ありがたいですね。

おかげさまで1時間ほどで痛みはなくなり、翌日には赤みもなくなりました。

しかしまさかハトムギと蜘蛛を見間違えるなんて

習慣とは恐ろしいものです。

それ以降、お茶を飲むときは必ず中身を確認しております。

皆様もどうぞお気を付けて。

追伸

命からがら逃げだした蜘蛛は、

無事に子供を産んだようで        

大量の子蜘蛛が家の中をちょこまかしております候。

おまけの写真です。

あんにょん!

ゾッとした話 

強い日差しの中にも、かすかに秋の訪れを感じる風が吹く今日この頃

 

 

いかがお過ごしでしょうか。

 

 

道端に多くのセミファイナルを見かけるようになり

 

 

突如としてジジジジ!と動き出す様子に、夏の終わりを謳いたくなります。

 

 

いやあれ本当にびっくりしますけどね。

 

 

 

さてさて、皆さんは今年、なにか夏らしいことをしましたか?

 

 

なかなか自由に行動できない日々が続いていますが、

 

 

それでも自分らしく夏を過ごせたなと感じております。

 

 

夏といえば花火大会・BBQ、キャンプにお祭りなどなどありますが

 

 

まぁ今年は難しいですよね。

 

 

 

と、いうことで   緊 急 企 画 !!!

 

 

 

おうち時間が長い今、このブログを読みながら、夏を感じてもらおう!!

 

 

題して

 

夏の納涼祭 大放出スペシャル~~~~~~~~~!!!!!

 

 

 

パチパチパチ(拍手)

 

 

 

 

今までこちらのブログはおろか、他でもお話ししていなかった

 

 

 

松原江里佳が実際に体験した

 

 

いわゆる「ゾッとした話」を

 

 

全編ノーカットでお送りしたいと思います。(謎の前ふり

 

 

では皆さん

 

 

心の準備はよろしいですか?

 

 

それでは、部屋の電気を暗くして

 

 

読んでいただけたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第一話 「異界からのメッセージ」

 

 

 

数年前から趣味で始めた英会話。

 

 

最近は全てのレッスンがオンラインに切り替わり、

 

 

最初こそ慣れなかったものの

 

 

今ではそれが当たり前になり、当初感じていたストレスも殆どなくなりました。

 

 

そんなある日のことです。

 

 

その日のレッスン内容は「Don’t be the victim of a scam」をテーマに、

 

 

詐欺やスパムメールで個人情報を教えないように対策を考える

 

 

というディスカッション形式で進められました。

 

 

テキストには代表的な手口が例文として載せられていましたが

 

 

どれも明らかに詐欺とわかるものばかり。

 

 

ですが、企業や友人を名乗ってクレジットカード情報を聞き出したり、

 

 

お金の振り込みを求めたりする「なりすましメール」は手法が緻密になりつつあるので注意が必要ですね。

 

 

なんて話をしながら、その日のレッスンが無事に終わったんです。

 

 

 

もちろん騙すほうが100%悪いけれど、正直、騙されるほうもちょっと注意不足だよな。

 

 

 

なんて思いながら、その日の夜はベットにもぐりこんだのを覚えています。

 

 

 

 

数日後--

 

仕事の休憩時間に某有名ショッピングサイトAで買い物をしようとしましたが

 

 

カードの入力内容に何度もエラーが発生してしまい、その時はしぶしぶ購入をあきらめました。

 

 

 

帰宅後気付いたことなのですが

 

 

登録したクレジットカードの有効期限が切れていて

 

 

更新手続きができていなかったようでした。

 

 

カードの詳細を登録し直すのが面倒で、時間があるときにしようかと思いましたが

 

 

ショッピングサイトAから「カード内容にエラーがありました」

 

 

というメールも届いていたので、忘れないうちにやっておこうと、

 

 

新しいカードの内容を登録することにしました。

 

 

 

カード番号やパスワードなどをポチポチ入力して次のページに進むのですが

 

 

 

 

行けども行けども質問が終わらない。

 

 

 

住所や職業まで質問され、しまいには顔写真を撮影して送信してください。

 

 

と、自撮りまで要求してきました。

 

 

 

 

 

ちょっとまてよ。

 

 

どこの世界に、セルフィ要求してくるショッピング会社があるんだ?と。

 

 

しかも正面と横顔の二枚。

 

 

案外欲張りだな。

 

 

 

じゃなくて、あ、これダメなやつだ。

 

 

とその時、気が付きました。

 

 

 

急いでサイトを閉じて、カード会社に電話し、状況を説明。

 

 

すぐにカードを止めてもらい、新規のカードを手配してもらいました。

 

 

その次は、ショッピングサイトAに電話し、メールの事実確認。

 

 

するとやはり、ショッピングサイトAからメールは送信されておらず

 

 

念のためアカウントの再設定をして、事なきを得ました。

 

 

が、

 

 

たまたまショッピングサイトAで買い物をした日に

 

 

たまたまカードの有効期限が切れていて使えず

 

 

たまたまショッピングサイトAを名乗るメールが届き

 

 

たまたまその内容が、カードの情報エラーって

 

 

すごくないですか?

 

 

自分の引きの強さに、引いたわ。

 

 

 

後日、このことを英語の先生に伝えると

 

 

 

「いや、だから前回話したやん。気を付けようって」

 

 

と冷静に英語で突っ込まれました。

 

 

 

先生のそういうところ、好きです。

 

 

 

 

騙すほうが100%悪いけれど、正直、騙されるほうもちょっと注意不足だよな。

 

 

って思ってましたけど、

 

 

さんざん詐欺メールについてディスカッションした数日後に

 

 

まんまと引っかかる人もこの世の中にはいるので

 

 

いや、本当、気を付けましょう

 

 

としか言えないです、わたくし。

 

 

自分で投げた言葉の矢が、ブーメランのごとく返ってきました。

 

 

しかも鋭利な鎌になって。

 

おかえりなさい。

 

 

 

 

あ、こぼれ話としてですが

 

二日前も同じメールが届いたので、そっと通報しておきました。

 

 

 

異界からのメッセージ、開かず転送、南無阿弥陀仏。

 

 

 

 

 

余談ですが

 

 

学生時代にもカードを不正利用されたことがあり

 

 

カード会社から「先月マカオで30万円使われましたか?」という確認電話がかかってきたことがあります。

 

 

 

そのとき『あれ、この間マカオで何買ったっけ?』と思った自分にゾッとしましたよね。

 

 

 

 

マカオ行ったことないのに。

 

 

 

 

 

 

 

 

第二話 「黒い、点」

 

 

 

 

これはつい最近体験したお話です。

 

 

 

今思い返しても、背筋が凍るような、二度と起こってほしくない出来事なのですが

 

 

 

人生には、究極の選択をしなくてはならない時があるのだと実感しました。

 

 

 

マスク生活も長くなり、二度目の夏が容赦なくやってきました。

 

 

その日は取材で一日外にいたので、火照った体は夜になっても涼を求めていました。

 

 

強い日差しも浴びたので、肌の熱はいっこうにひかず顔はジンジンと唸っています。

 

 

このままではお肌によくないなぁ…

 

 

と、こんな日のためにずっと大事にとっておいた

 

 

スペシャルケアのフェイシャルシートマスクがあるのを思い出しました。

 

 

 

お値段一枚1500円。

 

 

 

なかなか普段では使えないものです。

 

 

そのシートマスクには美白美容成分がたっぷり入っていて、

 

 

シートの質も最高級。

 

 

肌にのせると吸い付くように密着して、ぐんぐん美容成分を浸透させてくれます。

 

 

「お、おおおう!キタきた来た北、喜多、きたぁぁぁ!!!!」

 

 

と思わず叫びたくなるような付け心地。

 

 

ですがあまりの潤いに、シートが少しずれてきました

 

(叫んだせいかもしれません

 

リビングにある鏡の前にのそのそと移動し、位置を整えようと顔を覗き込むと

 

 

そこには、見たこともない黒い点が

 

私の右下の頬に

 

マスクシート越しに見えたのです

 

 

そう、

 

 

それは人類がホクロと呼ぶ、漆黒の印。

 

 

 

いや昨日までなかったはずなのに

 

え、もしかして今日の取材で突然できたの?

 

と、動揺。

 

 

あれ、先週まで出会い全然ないって言ってたのに、

 

もう彼氏できたの?

 

みたいなあの感覚。

 

 

 

しかも、シート越しなのにわりとはっきりと見えるので、かなりの大きさです。

 

 

リビングには母もいて、何か探し物をしていたようですが

 

 

 

突然のホクロの訪問にびっくりして、母が何を探しているのかは聞こえませんでした。

 

 

 

ですが、最初こそびっくりしたものの

 

 

まぁでもホクロはチャームポイントになるかと、シート装着20分の間で心もかなり落ち着きました。

 

 

そうして迎えた、シートをはずす瞬間。

 

 

一体どんな肌になっているのか。

 

 

美白成分はどれぐらい浸透したのか。

 

 

 

ワクワクしながらシートをゆっくりはがすと

 

 

 

なんと

 

 

 

奇跡

 

 

 

 

ホクロもシートと一緒にはがれたんです!!!!!!!!

 

 

1500円の力、恐るべし。

 

 

なんならこれ15000円でもいいぐらいだよホクロとれるなら

 

 

って思ってシートのホクロよく見たら

 

 

 

 

ハエだった。

 

 

 

コバエだった。

 

 

 

え、なにこれ。

 

 

 

私20分間コバエのエキスを顔に浸透させてたの?

 

 

 

\(( °ω° ))/ちょwwww 顔洗いたい

 

 

 

けど、1500円分の美容成分を洗い流すのも惜しい。

 

 

でも顔洗いたい。

 

 

 

でも、もったいない。

 

 

と、まぁ井上陽水さんの曲がフルコーラスかかるぐらい悩みましたよね。

 

 

カバンの中も机の中も探したけれど見つからないならフェイシャルシートマスクのなかにあるんだと思います。きっと。

 

 

結局、右頬だけ洗顔することに。

 

 

 

そしてごめんね、コバエちゃん。気付いてあげられなくて。

 

 

 

 

 

 

と、一連の流れを母に報告すると

 

 

母がシートについてるコバエちゃんを見て

 

 

 

「あ~ここにいたのね。どうりで見つからないわけだわ」と一言。

 

 

 

 

 

いや、さっき探してたの、この子だったんかい。

 

 

 

 

余談ですが

 

 

母と出かけたとき、おでこにホクロができたと指摘され

 

鏡でチェックしたら

 

おでこにコバエが張り付いていたことがあります。

 

 

#おでこが広い人あるある

#テカリ #コバエ #張り付く

 

 

 

 

 

 

さて、夏の納涼祭 いかがだったでしょうか

 

 

ここまで読んでくださった皆様は

 

 

きっと広い心をお持ちのことと思います。

 

 

優しさは世界を救います。

 

 

みんなで残暑をヨッコラセと乗り切りましょう。

 

 

 

ではでは今日はこの辺で。

 

 

 

最後に金沢出張の写真を載せておきます。

 

 

 

 

ばいばいば~~~~~~ I  ♡ U

 

 

 

 

あ、ブログやインスタへのコメントは

 

すべて読ませていただいてます。

 

返信はできませんが、

 

いつも支えていただき嬉しいです。

 

 

ありがとうございます♪

 

 

 

では☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最近変わったもの、変わらないもの、変えたもの、変われないもの

気付けば遥か昔に夏至も過ぎ去り

 

 

ふと立ち止まって空を見上げている間に

 

 

世界が一周巡ってしまったのではないかと思うほど行方知らずの焦燥感

 

 

私にとっては年中師走

 

 

そんな中、皆さんいかがお過ごしですか?

 

 

マスク生活が長くなりましたが、お変わりないでしょうか。

 

 

まぁ私は変わりに変わって新種の生命体になりつつありますが

 

 

変わらないものを大切にしていこうという精神だけは変わらず持ち続けたいと思っています。

 

 

仕事の面でも大きく変わったここ一年。

 

 

いやここが踏ん張り時だと言い聞かせていたら、足がめり込んで抜けません。

 

 

ぬか漬け状態。

 

 

あ、ぬか漬けといえば、母がぬか床を買ってきました。わりと突然。

 

 

冷蔵庫開けたら、「やぁこんにちは」と言わんばかりのしたり顔で鎮座している彼。

 

にんじんやらきゅうりやらカブやらセロリやら

 

無秩序に飲み込んでいく様子は

 

まるで令和のプレイボーイですよ。

 

彼の胸に飛び込んだ野菜はすべて、身体の髄まで彼色に染められて

 

もうくったりしてます。

 

乙女の祈りは届かず

 

よく漬かってるわ~と、もしゃもしゃ食べているのが私の母です。

 

今月も元気でなにより。

 

 

 

最近ね

 

 

街を歩いていると、ふとした瞬間に

 

 

「あれ、なんでみんなマスクしてるんだろう」

 

 

とか思うことがあるんですよ。

 

 

アダムとイヴが禁断の果実を口にし、恥を知り体を隠したように

 

我々人間も禁忌の扉を開き、言葉の罪深さを知り口元を隠しているかのようだ。

 

みたいな中二病もね、発動するよね。余念なく。

 

 

そのくせマスクをつけ忘れると、服を着てないみたいな恥ずかしさともどかしさがあるんですよね。

 

 

なにより、マスクを外すタイミングが友人とズレたときの疎外感は半端ない。

 

 

みんなで一緒に温泉行って、脱衣所で自分は全裸になったのにまだ友人は全然脱いでない

 

みたいな、あの感覚。

 

「あれ?あ、まだ、そんな感じ?

 

オッケー、私先入ってるわ」って言いながら、お尻を向けるときの緊張感。

 

 

背中に刺さる視線、お願いどうかこっちを見ないでと七夕ばりに願う。

 

いや後ろはね、ノーマークだから、普段。

 

んで、こういう時タオルで後ろ隠してる人いないから。

 

そう思うと、普段から前じゃなくて後ろを鍛えるべきなんだよなぁ

 

とか湯船でちゃぽちゃぽしながら思うけど

 

3日くらい経つとぽっかり忘れちゃうんですよね。

 

 

 

あと、時折襲ってくるのがゲシュタルト崩壊。

 

 

個人の顔が全く目に入ってこなくなる時があって

 

 

マスクが歩いているように見えちゃうんですよ、もう。

 

 

MASK MONSTER

 

 

と名付けてます、私の中で。

 

 

新しく始まったお仕事などで4月は初めましての方も多かったのですが

 

 

ずっとマスク姿しか見ていなかったので、マスクを外したお顔を拝見したとき、

 

 

一瞬「どなた?」ってなってしまいます。

 

 

私は一応大人だから、まだ理解できる余裕があるけど

 

一年生になったばかりの甥っ子は、

 

友達の顔をしっかり知ることができているのか心配になったりもする。

 

でもなんだかとても楽しそうにしているので、おばさんは嬉しいです。

 

この間も可愛い可愛いってほっぺをむぎゅむぎゅしてたんだけど

 

え、これなに肌なの?ってぐらいきめ細かくて、ふわふわで、シミ一つなくて

 

つまんでる自分の指との違いに気づいてしまい

 

突如として謎の手汗をかきました。

 

まぁそんなこんなで基礎化粧品を変えてみたりもしました。

 

 

これから気温も上がり、紫外線も強くなるのでしっかりとケアしないといけませんよね。

 

 

最近サウナが流行っていますが、口元は万年サウナだからね。携帯サウナ。

 

 

私は肌が弱いので特定のマスクしかつけられず、

 

快適!爽快!のような謳い文句がおどるマスクは軒並みNGなんですね。

 

肌に接する部分がシルクや綿じゃないと正体不明な赤みが発症してしまうのですが、

 

夏場はもうねそれをつけると溶けるよね、メイク。

 

ということで、新しいマスクを購入した時のお話を最後に一つ。

 

 

少し前のまだ肌寒いころのお話。

 

丸顔おでこのえりかちゃんは、近所へお買い物に行きました。

 

お肌に合う、新しいマスクが欲しいと思ったからです。

 

お店に入ると、そこにはかわいらしいマスクが沢山!

 

ですがえりかちゃんはすべてのマスクがつけられるわけではありません。

 

なので店員さんに素材をききながら、自分がつけたいものを選ぶことにしました。

 

そうしてえりかちゃんは、自分の肌でもつけられる、

 

かわいらしいレースが施されたマスクを買うことにしました。

 

レジへ持っていくと、店員さんが笑顔で言いました。

 

「このマスクは、若見えなんですよ」

 

えりかちゃんは喜びました。

 

どうやらレースの部分が若見えポイントなんだそう。

 

えりかちゃんは嬉しくなって、家に帰ってさっそくマスクの袋を開封しました。

 

若見え効果のレースをまじまじと見つめながら、ふふふ。と幸せな気持ちになりました。

 

これで何歳若く見えるかな?

 

私を見て、友達はどんな反応をするかな?とみんなの表情を想像したりもしました。

 

 

 

にこにこしながらレースを眺めていましたが、えりかちゃんは突如として既視感に襲われます。

 

 

背中を走る脂汗

 

 

はるか昔から知っているかのようなこの感覚…。

 

 

妙に頭は冴えている。

 

 

 

 

そうして一言。

 

 

 

あ、これ わかみえ じゃなくて

 

アマビエ だわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

たぶんこういうところは100年経っても変われないんだと思います。

 

 

 

 

では。素敵な夏をお迎えください。

 

 

おまけ。

 

ちゃんちゃんちゃ~~~~~~~~nnnn.

 

この人の娘でよかったなぁと実感した瞬間

まぁ多々ありますけど、最近でいうと

 

 

晩御飯を知らせに父の書斎へ向かったら

 

 

大音量でおどるポンポコリンを聴いていたことですかね。

 

 

父の書斎には合計6つのスピーカーがあり

 

多方向から立体的に音楽を体感できる仕様になっていて

 

部屋に入った瞬間、半強制的に全身でエジソンが偉い人だと痛感しました。

 

 

しかも絶妙なタイミングで「おなかがへったよぅ」と合いの手を入れてくる父。

 

 

そんなシーンを目の当りにしたら

 

あぁ、本当に、この人の娘でよかったなぁと実感しますよね。

 

 

 

といった感じで終わったGW

 

皆様は何をして過ごしましたか?

 

私はといいますと、一年に一回・地球規模の祭典への出席がありましてね。

 

もうね、これはね、逃れることができないんですよ。

 

招待状がね、郵便受け通り越して枕元まで来ちゃうからね、わりと鋭角でね。

 

いや刺さってるから、枕に。

 

 

なんなら来年の分も置いておきますぅみたいな勢いで、間髪入れずに攻めてくるからね。誕生日。

 

 

まぁ当日はありがたいことにお仕事で取材に行っていたんですが

 

当日ってもうなんかね、一種の諦念が生まれて、まぁまた一年頑張ろうってなるんだけど

 

5月に入る前くらいかな

 

謎のマリッジブルーてきな、バースデーブルーがね襲ってくるんですよ。

 

未体験のマリッジブルーを語るなって話ですけど。

 

まぁ似たようなものでしょう。

 

本当にこの人でいいのかな?みたいなノリで

 

本当にこの歳でいいのかな?ってね。なるよね。

 

でもさ、考えてみればね

 

世の中いろいろあるわけですよ(語彙力

 

そうするとね、今ここで、家族や友人と笑顔を見せあえることが

 

どれほどまでに幸せなことかっていうのがね

 

染みてくるわけです。

 

だからね、感謝なの。人生感謝。

 

それに尽きるんですよたぶん。

 

たくさんのお祝いの言葉も、両親からの祝福も

 

当たり前ではないんですよ。

 

奇跡が重なって、つながって、今があるんです。

 

だからね、逆にね、私がおめでとうって言いたい。みんなに。

 

みんなおめでとうなんですよ。

 

みんなありがとうなんですよ。

 

両親も育ててくれてありがとうなんです。

 

いや本当、この人の娘でよかったなぁって思う。

 

まぁ多々ありますけど

 

少し前、仕事終わりに母と待ち合わせをしたんです。

 

その日は母も用事があったため、待ち合わせも遅く

 

帰宅してからの食事は難しかったので

 

どこかでさくっと食べてから帰ろうって話になったんですね。

 

ラストオーダーが早まっているこの時期ですし、

 

選ぶことなく一番近くのお店に入ろうとしたんです。

 

 

すると店先で店員さんに

 

「アルコールの提供は終わっているのでご了承ください」と言われました。

 

私も母も普段からお酒は飲まないし、

 

すぐ帰るつもりだったので特に問題はなかったのですが

 

お店に入ろうとしたら、母が少し入店を渋ったんです。

 

そして小声で「アルコールないって、どうする?」と聞いてきました。

 

あれ?普段から飲まないのに何でこのタイミングで?って思いましたが

 

ダメと言われるとしたくなる

 

ないといわれると欲しくなる

 

そんな人間の心理が発動したのかなと聞き流そうとすると

 

「アルコールがないのって、ちょっと気になるかも」と追い言葉をしてきました。

 

これは聞き流してはいけないのかなと思い、母に「アルコール、ほしいの?」と尋ねました。

 

母は無言で頷く。

 

普段お酒を飲まない人が、ここまでお酒を口にしたがっているということは

 

何かあるのかもしれない。

 

もしかしたら、お酒の力を借りないと言いにくいことかもしれない。

 

夜な夜なおどるポンポコリンを大音量で聴いている父に悩んでいるのかもしれない。

 

そもそも、一緒に住んでいながら遅い時間にわざわざ待ち合わせをした時点で

 

私が気付くべきだったのか。

 

心なしか、母の表情は心細そうで

 

時折お店の入り口に視線をやっては、一点を見つめている。

 

 

あぁ、お母さん、ごめん、気付けなくて。

 

なにか不安なことでもあったのね

 

それなら仕方がない。場所を変えよう

 

 

といいかけましたが

 

 

ちょっとまってよ。と

 

 

母の視線の先

 

 

そこには、入店時に推奨されている設置型の除菌スプレー。

 

 

 

 

 

アルコールの。

 

 

いや、まさかとは思うけど

 

 

一応聞いてみた。

 

 

私「ねぇ、どうしてアルコールが必要なの?」

 

 

母「だってこの時期、除菌は大切じゃない。」

 

 

 

 

もうね、100点。

 

 

 

 

どうやら母は

 

 

「アルコールのご提供は終わっているのでご了承ください」

 

 

 

「アルコール除菌のご提供は終わっているのでご了承ください」

 

 

と受け取ったらしく

 

 

多くの飲食店が除菌や換気を徹底してくださっている中で、

 

 

除菌をしないと断言されると、少し不安だなと思ったそうです。

 

 

縁は異なもの味なもの

 

なんていいますが

 

両親がどうして結ばれたのか、なんだかちょっとだけわかった気がしました。

 

 

 

 

奇跡が重なって、つながって、今があるんです。

 

 

だからね、逆にね、私がおめでとうって言いたい。両親に。

 

 

出会えてよかったね。

 

 

 

 

 

 

おまけ。

 

 

この写真は

 

とある女性の誕生日祝いで偶然撮影されたものである。

 

相談者の女性は、この写真が撮影されてから

 

にわかには信じられない奇妙な体験をしているそうだ。

 

 

 

それではご覧いただこう。

 

問題の写真がこちら。

 

 

 

 

 

 

お分かりいただけるだろうか。

 

 

カメラに向かってほほ笑む女性

 

 

その女性の前に置かれたフルーツケーキ

 

 

 

 

そのろうそくにご注目いただきたい。

 

 

 

 

 

 

 

そこにははっきりと23の数字が。

 

 

そう、彼女はこの日、23歳の誕生日を迎えたはずだった。

 

 

しかし彼女はそのろうそくを見て

 

 

生温かいものが首筋を撫でるような違和感を覚えたそうだ。

 

 

この写真に添えられていた手紙には、

 

 

われわれ番組スタッフもいまだかつて聞いたことがない不思議なことが書き綴られていた。

 

 

 

その手紙によると

 

 

なんと彼女はこの瞬間まで、自分が23歳であるという自覚が全くなかったのだ。

 

 

(以下、手紙より抜粋)

 

『このケーキがサプライズで出てきたとき、最初はあまりの嬉しさに異変には気付きませんでした。

 

 

ただ、明かりの灯ったろうそくの数字をよく見たとき、「あれ?おかしいな」って思ったんです。

 

 

ですが、まわりにいる家族はまるで当たり前のように私の23歳の誕生日を祝ってくれていて…。

 

 

こんなこと書くのは本当におかしな話なんですけど、

 

 

私、この瞬間まで自分が32歳の誕生日を迎えたと思っていたんです。

 

でも、それは違ったんです。全く。

 

 

そのとき気付いたんです。自分は普通の人と、時間の流れの感じ方が違うって。

 

 

確かによくよく考えてみたら、

 

 

32歳の私はもう結婚していて子供も2人いるっていう人生計画を小さいころから立てていたので

 

 

まさか32歳の誕生日に、まわりに気を遣わせて

 

23歳のろうそくを立てさせる独身だなんてことありえないんですよ。

 

もしそれが本当なら、それこそ奇妙な話ですものね。

 

でも、時間の体感が9年もずれているって

 

それもやっぱり普通じゃないのかなと思い…

 

番組に調査を依頼しました。』

 

 

そしてこの手紙の続きには、

 

体感年齢32歳と実年齢23歳とのギャップに日々悶々としている様子も綴られていた。

 

 

9年--この歳月にわれわれスタッフは着目し、

 

 

今後は専門家を交えて調査していく予定である。

 

 

 

 

 

-fin.-

 

 

 

ということで皆様お気遣いありがとうございます。

 

 

愛しか感じません。

 

 

 

 

 

おまけのおまけ。

 

 

 

 

玄関開けたら、愛が届きましたよ。

 

 

 

きゅん。